胆沢ダムとは?
胆沢ダムは奥州市の北上川水系胆沢川に位置し、洪水調節や河川環境保全等のための流量確保、かんがい用水や水道用水の供給、発電を目的とするダムです。堤体の高さが127m、堤体の最上部の長さが723m、堤体積約1,350万m3、総貯水量1億4,300万m3と、全国でも最大級の規模を誇る中央コア型ロックフィル式のダムです。
<胆沢ダムの主な役割>
- 【洪水調節】
- (1) 頻発する北上川・胆沢川の水害を軽減する。
ダム地点の計画高水流量2,250m3/sのうち2,210m3/sの洪水調節を行います。 - 【かんがい用水】
- (2) 胆沢平野の安定した営農環境を整える。
胆沢川沿川の約9,700haの農地に対するかんがい用水の補給を行います。 - 【水道用水】
- (3) 奥州市・金ケ崎町の安定した生活環境を整える。
奥州金ケ崎行政事務組合に対し、1日最大46,800m3の水道用水を補給します。 - 【発電】
- (4) クリーンなエネルギーを供給する。
胆沢第一・第三発電所において、それぞれ最大14,200kW・1,500kWの発電を行います。 - 【正常流量】
- (5) 北上川・胆沢川の河川環境を保全する。
塩害防止、河口閉塞防止、動植物の保護、既得用水等の安定供給など、河川を正常に維持するための補給を行います。
出典元:胆沢ダム管理支所(0197-49-2981)